受託責任者が知るべき消毒清掃【ノロウイルス】 | リストラは怖くない!和爺の転職応援ブログ 未来のヒントに出会う場所

受託責任者が知るべき消毒清掃【ノロウイルス】

受託責任者が知るべき消毒清掃【ノロウイルス】

受託責任者は清掃担当という立場で院内感染を防止するため、
清掃スタッフに十分に理解できるよう教育し、清掃場所、清掃スタッフの違いで
品質に差が出ないように日々のインスペクションで確認をするようにしましょう。

ノロウイルスとは冬季に発症することが多い【感染性胃腸炎】の代表的なウイルスです。
他にロタウイルス、アデノウイルス、エンテロウイルス等がある。
夏場には細菌が繁殖しやすいため、
病原性大腸菌、サルモネラ菌、カンピロバクター、エルシニア等が
原因となることが多いが、清掃の立場での消毒は同じです。

病院には院内感染対策チーム(ICT)や感染管理看護師(ICN)が居ます。
受託責任者はコミニュケーションをしっかりととり、いつでも相談、指導を受けられるような体制が必要です。

ノロウイルス感染症の感染経路

【飛沫感染】・【空気感染】と【接触感染】とされています。
 •飛沫感染:感染した人の咳やくしゃみのしぶき(飛沫)に含まれる
ウイルスを吸い込むことによる感染
 •空気感染:床や壁に付着した飛沫が乾燥し、空気中を漂うウイルスを含んだ
飛沫核を吸い込むことによる感染
 •接触感染:ウイルスが付着した手で目・口・鼻などを触ることによる感染

院内感染を防止するため、手指がよく触れる場所を中心に、清潔に保つことが大切です。
手など皮膚の消毒を行う場合には消毒用エタノールを、
物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(次亜塩素酸水とは違います)が有効
であることが分かっています。(殆どの病院はCDCに準拠した薬剤の使用を義務付けています)

消毒する場所の例(手指がよく触れる場所・物)・・・ワンウエイ(一方向拭き)で清拭
・病室・デイルーム・スタッフステーション
 ドアノブ、窓の取手、照明のスイッチ、ソファー、テーブル、
 椅子、電話機、パソコンのキーボードやマウス、スマホ、
 おもちゃ、壁、床など
・トイレ・バスルーム
 水道の蛇口、シャワーヘッド、浴槽、洗面器、ドアノブ、
 窓の取手、照明のスイッチ、排水溝、便器のフタ、便座、
 流水レバー、壁、床など
・病院内の共用部分
 エレベーターのボタン、オートロックのボタン、
 出入り口のドアノブやハンドル、手すり、トイレ、
 水道の蛇口など

消毒方法
タオル等に次亜塩素酸0.02%溶液を含ませて拭いてください。
 濡れている場合には水分を十分拭き取った後行なってください。
スプレーボトルでの対象箇所への直接噴霧は、ウイルスが飛散したり
 人が吸引する恐れがあるので好ましくありません。
•病棟・病室内での作業は、マスクやディスポ手袋等を着用してください。
(ディスポ手袋は病室単位での交換が望ましい。)
•作業後は、手洗い・うがいなど感染症対策をしっかり行なってください。

消毒液の作り方
一般的な場所の消毒
 •対象:ドアノブや手すりなど
 •濃度:0.02%(200ppm)
うすめ方(次亜塩素酸ナトリウム濃度が12%溶液の場合)
  12%/0.02%=600(600倍に希釈)  30L/600=50mL
30Lの水に対し、次亜塩素酸12%溶液を50mlを投入する。

便や吐しゃ物が付着した床などの消毒方法(暴露防止の為ガウンテクニック必須)
付着、飛散したと思われる場所の3倍程度の面積を消毒する
次亜塩素酸0.1%溶液で消毒後10分~15分放置する。
•金属腐食性があるので、金属部位に使用した場合は、10分~15分放置後水拭きする。

消毒液の作り方
濃度:0.1%(1000ppm)
うすめ方(次亜塩素酸ナトリウム濃度が12%溶液の場合)
1Lの水に対し次亜塩素酸12%溶液を8.33ml(≒9ml)を投入する。
使用後の0.1%溶液は速やかに廃棄する。
(排水管が金属の場合、腐食する恐れがあるので水で十分に流すこと。)

塩素は光に反応して分解されるので「作り置き」はできません
酸性の洗剤と混合すると「塩素ガス」が発生し、中毒を起こすので共用は避ける。
•金属腐食性があるので、金属部位に使用した場合は、10分程度たったら水拭きをする。
使用後残った溶液は速やかに廃棄する。
(排水管が金属の場合、腐食する恐れがあるので水で十分に流すこと。)

次亜塩素酸ナトリウムは高価なものではありません。
12%溶液で20L入りが数千円程度です。
 保管して効果がはっきりしないまま使うことの方が危険です。
20Lで病床数500程度の病院であれば、感染期でも一月分くらいにはなります。
希釈濃度の正確性を高めるために多め(最低30L程度)の量を作って残りは廃棄しましょう。

市販されている塩素系漂白剤などは次亜塩素酸ナトリウム溶液5%か6%のものがほとんどですが
中には明記されていない商品もありますので、使用する場合は注意が必要です。

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